バルフルール(Burfleur)はノルマンディー地域圏の漁村です。
コタンタン半島の北東部に位置しています。

スケッチポイントは海沿いの教会周辺です。
この記事を読んで、描きに行くキッカケになれば幸いです。
バルフルールについて


バルフルールの歴史
北緯49度65分。人口は642人(1999年)、フランスの最も美しい村協会に登録されています。
現在のバルフルールにおいて、漁業と観光業が主要な経済活動です。
海産物はブロンド・ド・バルフルールは人気のムール貝ですが、ロブスター、貝類、エビ、スズキも同様に有名です。
港はヨットや漁船で活気に溢れており、
見どころの17世紀建設のサン・二コラ教会は海を見守るように建てられています。
中世、この地方で最も栄えた港があったのがバルフルール。
古くからイギリスとフランスの争いの場となりました。
1066年、ノルマンディー公爵ギョームが、このバルフルールからイギリス征服へと旅立ちました。
1120年、イギリス王ヘンリー1世の王子ウィリアムの船がバルフルール近くで沈没。
これはイギリス王室にとって歴史的な大事件となりました(ホワイトシップの遭難)
1692年、近くのバルフルール岬沖でイングランドとの大規模な海戦(バルフルール岬の海戦)が行われ、
これに敗れたフランス海軍はイギリス侵略を断念することになります。


バルフルールは第2次百年戦争の初めに略奪されましたが、19 世紀にようやく再建され、現在の港が誕生しました。
1815年、イギリスは最終的にフランス皇帝ナポレオン1世を打倒し、後世に「パクス・ブリタニカ」と呼ばれる覇権を築いていったのです。
地図で見るバルフルール
マイナスボタンを押すと広角図になります。
バルフルールの位置がわかりやすいです。
イギリスはすぐそばにありますね。
バルフルールを描いた画家
フランスで最も美しい村のひとつに登録されるバルフルール。
重要な歴史的遺産と素晴らしい景観美を保存しています。
おそらく今後の数百年、この風景は変わりません。
いま描いた絵は未来の誰かが見るかもしれませんね。
アントワーヌ・ギュメやポスト印象派の画家ポール・シニャックが描いています。
巨匠とされる方々がこれを描いた時には
100年後の人が鑑賞すると思っていたのでしょうか…
結構ふつうの気の良いおじさんだった気もします。


後述のポイント❷で紹介、防波堤の手前でしょう。


後述のポイント❶からの風景です。


こちら近距離からの教会ですね。
雲の描き方が独特なおよそ100年前の絵です。
彼らが愛でた風光明媚な風景、
そして変化しゆく空、
今のバルフルールを描きとめたいものです。
スケッチポイント|バルフルール(Burfluer)
ポイント❶サン・二コラ教会と漁港


17世紀建設のサン・二コラ教会とフランスの漁船の風景。
ほぼこの周辺一択で良いでしょう。


問題は午前か午後か、干潮か満潮かです。
南中時の前後ではれていれば、2枚目の写真の陰影で見えるはずです。


干潮に当たるとこのような状況になります。
ちょっと衝撃的ですが‥
かなりの頻度でこうなります。


スケッチポイントの現場周辺です。
教会まで250mくらい(徒歩5分)
冒頭の画像はこの場所から望遠レンズでの撮影です。
肉眼ではこの画像のように感じます。
シニャックの水彩画のように近距離の教会も良いかもしれません。
ポイント❷バルフルールの防波堤


南側にぐるっと回って歩くと景色が変わります。
肉眼で見た場合は小さく感じるかもしれません。


こちら↑も望遠レンズですので、実際は少し遠くに感じます。
ここで距離は250mくらい離れています。


こちら↑は防波堤の端です。
対岸から見たサン・ニコラ教会。
ここまでくると距離は100mほどになります。
徒歩15分ほどです。
ポイント❸ 漁船


フランスの現役の漁船たちです。
日本とは違ってなぜかお洒落な気がする。
外国の漁船にフォーカスするのも趣きあります。
かなり古いものも大切に使われていますね。
太陽と月の影響
太陽の影響


上の地図は太陽の動きを表しています。
日の出のライン上から日が昇り、南中の方角に時計回りします。
日の入のライン上に日が落ちます。
ポイント❶に現在地マークを置いています。
ポイント❶1枚目は17時以降でしょうか。
ポイント❶2枚目は12時頃かと。
月の影響
下表はモンサンミッシェルの潮汐表になります。
バルフルールはサンマロ湾とは少し離れています。
ですが、満潮時刻はほぼ変わらないかと思います。
6月1日は11時48分が満潮で潮位10m 54cm
18時32分に干潮で潮位3m40cmで、その差は7mです。
漁に出るのも戻るのもホントに大変です。


バルフルールを描きに行くなら、できれば干潮を外し、太陽の位置を把握しましょう。
機会を設けて、ぜひ描きに行ってみてくださいね。
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