旅先でステキな絵を描いている人がいた。
海外の街でサラッと絵が描けたら、楽しいだろうな・・・
海外の街並みを描いてみたいけど、
教室に通ったりす時間はなんだよな・・・
旅先を描くことは出来ないこともないが
そもそも見せる人もいないし、特に絵を描く理由がない
このように旅先で描いてみたいけど
「街中で描くのはちょっとハードルが高いな」
「絵のお教室に通う時間が取れない・・・」
「やれば出来るけど、とくに描く理由がない」という方もいますよね?
よ〜くわかります。
僕もスケッチの旅を始める前は、「結構ハードルが高いな」と思っていました。
発表会があるわけじゃないし、「好きだから描く」以外の理由もありませんでした。
旅先でたくさんの失敗を繰り返して、試行錯誤してきた結果、
「短時間でオシャレ」に描けて(オシャレに描けるとモチベが上がるのです)
「旅先で描く理由」のある手法を実践しているのでご紹介しますね。
タイトルの通りなんですが、「旅のハガキ絵」でございます。
僕は10年以上にわたってスケッチの旅を企画してきました。
その経験から趣味で絵を始めるなら、これが一番のオススメです。
タイトルの画像はフランスから実家に送った僕のハガキ絵です。
一口に絵を描くといっても、その手法は多岐にわたっていますよね。
有名なものは水彩画、油絵ですが、
絵手紙、日本画、アクリル画、アクリルガッシュ、版画、パステル画、
鉛筆画、ペン画、シルクスクリーン、切り絵、ちぎり絵などなど・・・
最近ではiPadで描くデジタル画もあります。(←コレやりたい)
描く対象も風景画、抽象画、静物画、人物画、宗教画、もう多種多様です。
それぞれに良さがあり、奥深さがあり、全てを極めている人はいないと思います。
その中でも当ブログではこれから始める方に「旅のハガキ絵」をオススメします。
これは何か新しい手法とかではなく、西洋の伝統的な手法です。
旅先のステキな街角で、ポストカードにオシャレに絵を描いて送る。これだけです・・・笑
これで終わったら、読んで下さっているあなたが旅に取り入れることはないと思いますので
「旅のハガキ絵」をオススメする具体的な理由3つを
絵を始めるか迷っている方にわかりやすく解説します。
併せてハガキ絵のデメリットもお話します。この記事を読むと
「旅のハガキ絵」を始めるメリットがわかります
「旅先で描く」というハードルが少し下がります
理由① 誰かに喜んでもらえて、あなたの好感度もUP!
喜んでもらえる理由
まずハガキですから、住所を知っている方に送ることになりますよね。
「こんなところ行ったよー」「とてもステキなところなんで描いてみた」
というコミュニケーションのツールになります。
SNSではもっと気軽に同じことができますが、
不特定多数ではなく、誰か一人に物理的に送るわけですからね。
こちらがお相手を大切にしていること、気にかけていることを
言葉にしなくても、お伝えできるわけです(日本人的)
送られたお相手はこんな嬉しい気持ちになるようです。
- 手描きの絵がもらえることが嬉しい
- アナログ的なハガキが新鮮で嬉しい
- 自分だけ特別に送られることが嬉しい
- 外国からハガキが届いたのが初めてで嬉しい
- オシャレな絵なら飾りたくなって嬉しい
- 負担がない(気持ち的、スペース的に)
こんな感じで思ってたよりも、
喜んでもらえて逆にびっくりします笑
送る側のメリット
大切な誰かにハガキ絵を送るメリットはこんなにあります
- あなたの好感度がかなり上がる
- 絵を描いて喜ばれる体験ができる
- 絵を描く理由ができる
- お土産がわりになる
- 絵の基本が身に付く
- 負担が少ない(かかる費用、旅の時間)
大きな絵を送ることはちょっと出来ないですよね。
お相手がスペースに困るかもしれないし、実際自分だったら困ると思いますし・・
すごく好きな画家の絵でどうしても欲しくて購入するものとは違いますし・・
でもハガキならスペースに困ったりはしません。
こちらも気軽に送れるし、相手も負担にならない。
お互い負担がない、これってかなり重要だと思います。
大切な誰かに送る
デジタルの時代だからこそ、アナログ的なものに喜びもありますよね。
絵を描いて誰かに喜んでもらえるなんて、なかなか無いことです。
家族や関係性を深めたい誰か、例えばこんな感じです。
きっと思っていたより喜ばれてびっくりすると思いますよ。
突然、手書きのオシャレな絵が届くなんて、好感度が爆上がりしてしまうわけです。
理由② 旅に向いている
さて、ちょっと長くなってきましたのでここからは簡潔にお伝えします。
- 短時間で描ける
- 道具が軽量コンパクト
- お土産がわりになる
こんな感じで旅に向いているわけですが、
短時間で描けることが一番の理由です。
短時間で描ける
たっぷり時間のある旅行ができれば、良いのですが
そうじゃないことも多いはずです。
タスクがたくさんあるのではないでしょうか。
例えばCさんがパリに海外旅行したとしましょう。
念願のパリにやっとこれた!2泊しかないけど
ルーブル美術館にもオルセー美術館にも行かなければならないし・・・
凱旋門やエッフェル塔でも記念撮影したいし・・・
ステキなカフェやレストランにも行かなけければならないし・・・
ショッピングしたいし、お土産も買わなければいけない・・・
ゆっくり街ぶらもしてみたいし・・・
などなど、本当に忙しい過ごし方になってしまうと思います。
もう忙しすぎて絵を描く時間なんてない!となるかもしれません。
ある程度、旅のタスクが多くなるのは必然です、だってそこでしか出来ないなんですから。
普通は2時間とかかけて絵を描いている暇なんてない、当然です。
なのでサクッと気軽に描ける必要があるんだと思っています。
忙しい中でも、少しだけ絵を描くことで、心にゆとりのある贅沢な旅になるはずです。
絵になる場所を歩いたけど、描く時間がないときは写メしておきましょう。
カフェでエスプレッソラテをいただきながらでも、ホテルに戻ってからでも、20〜30分ほどで描けます。
僕は初めは1枚1時間くらいかかりました。
今では簡単なものだと15分、難しくても30分くらいです。
道具が軽量コンパクト
こちらはまた記事にして詳しくお話ししますが・・・
- 画用紙ハガキ
- 水彩パレット
- 筆など筆記用具
- 切手
以上です。僕はスーツの内ポケットに入るくらいです
お土産がわりになる
家族や同僚、友達へのお土産を買うのって時間がかかります。
しかも持って帰るスペースのもったいない事。
事前に買っておいて配達してくれる、お土産屋さんがあるくらいですからね。
僕ごときでは「この文化」はどうしようもありません。チョコもらいすぎです笑
ここまで読んでくださった方は、大切な誰かへのお土産をハガキ絵にチェンジ出来ますよ。
理由③ 圧倒的にコスパがいい
コスパがいいってだけで、モチベが上がる。
あるあるです。現代人の価値観の一つです。
画材のコスパ
画材はハガキ絵ですから、画用紙のハガキだけです。
高いものでも1,500円で30枚入ってるから1枚50円、絵の具や鉛筆はほとんど減らないので1度買えば費用になりません。
写真を趣味にしたら、レンズ一個で数十万のカメラ沼。
カメラも楽しいけど、趣味ならコスパは断然こっちだね。
送料のコスパ
海外から送られてくるお土産なのに、1ユーロほどで済みます。
国内だと一通63円です。
これで好感度が爆あがりするなんてコスパ良すぎます。
絵が身に付くコスパ
絵の基礎は簡単に身につくものではないかもしれません。
水彩のお教室に数年、いや数十年も通っている方もいるくらいですし・・・
絵を描く目的が
プロの画家になるとか
美術展で受賞したいとか
芸術的な絵を描いて個展するとか
そんな大きなものだと大変だと思います。
「誰か1人に喜んでもらって、自分も楽しむ」が目的の旅のハガキ絵だと
そんなに難しいことは考えなくて良くて、描くポイントさえ絞れば
10枚描けば初心者、30枚描けば中級者、100枚描けば上級者みたいなものです。
10枚、20枚と描いていくと、風景画、水彩画の基本が身に付いていきます。
お教室に通う方くらいまでレベルアップするわけではありませんが、
水彩画のF4号とかF6号くらい大きさの絵は描けるようになるはずです。
普通の水彩画も描けるようになるのね
なるほど、100枚描けば上級者か〜
結局は数をこなすことでしか
身に付かない事があるんです
旅のハガキ絵のデメリットは?
旅のハガキ絵のデメリットはこんな感じです
- 絵が小さいので、多少の器用さが必要なこと
- 旅に行きたくなってしまうこと
- 住所を知っておかないとダメということ
- 大きな水彩画を描くのが少し面倒になること(絵の経験者の方)
どんなにコスパが良くても、絵を描くために旅に出たくなってしまいます。
人によっては嬉しい事ですが、旅費がかかることは間違いありません(汗)
あとがき
いかがでしょうか?「旅先で描く」ハードルが少しは下がりましたでしょうか。
趣味で絵を始めるには、何か描く理由が欲しいことがありますよね。
そのきっかけとして、旅のハガキ絵を勧める3つの理由について話してきました。
まだまだ海外旅行に気軽に行けるわけではありませんが、近づいてはいるはずです。
次の旅行では何か一つ新しいことができたらとお考えの方は
旅先での思い出や趣味として取り入れてみてはいかがでしょうか。
趣味としてなら、気軽に始められるものかと思います。
当ブログでは「旅先で描く」にフォーカスしています。
海外・国内の「絵のロケハン」、旅先の紹介などを発信していきます。
ここまで読んでいただき有難うございます。今回は以上です。